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南海トラフ地震が来たら埼玉県はどうなるの?


今回のWGの南海トラフ地震の想定では太平洋沿岸に接する地方に

甚大な被害が予想されました。

これは津波による被害が大きくなるのが原因です。



では、内陸地である埼玉県は大丈夫なのか?

被害程度は軽くて済むのか?

死者数も少なくて済むのか、気になることと思います。



南海トラフ地震による埼玉県の被害はこうです!



震度は、熊谷市で5+、さいたま市で5+。

海なし県なので津波の被害はありません。

死者数はゼロ



建物の全壊は700棟。ガスの供給による被害はゼロ。 電力では地震直後に200件。


これだけ見ると影響は少なくて済みそうですね。

が、しかし。

埼玉県は東京都に隣接する都市圏ということを忘れてはいけません。



帰宅困難者は120万人にもなります。 埼玉県の人口が720万人ですから
実に県民の7人に1人が家に帰れないことになります。


建物被害などで避難する避難者は地震直後で4,300人、一週間後には7,100人に上ります。

これは隣の群馬県のそれぞれ10人、400人に比べても格段に高い数字です。



給排水にも甚大な被害が予想されます。

断水で震災直後は39,000人、一週間後でも11,000人に影響が出ます。



また下水道では震災直後に48,000人に影響。

この数字は千葉県の7,000人を大きく上回ります。


多くの県民がトイレの利用が困ることになります

避難者数は震災直後に4,300人、一週間後には7,100人に上ります。



被害総額としては2,000億円の金額が予想されています。



このように津波の被害が及ばなくても都市圏ということで

大きなダメージを負うことになるのが埼玉県です。

明日にも起こるかもしれない巨大地震に備えて、今できることを考えていきましょう。


 



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