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地震によって補償される地震保険が来年7月から最大30%も値上げされるようです。


東日本大震災によって巨額の保険金が支払われたため、

損害保険会社の積立金が足りなくなるためだそうです。



建物の構造や都道府県ごとにも

地震の危険性によって格差を設けるとのこと。



南海トラフ地震の被害が大きいと見込まれる地域の値上げ幅が高く、

東京都の場合は19.5%、大阪は29.5%も値上げになります。



では、海なし県の埼玉県はどうなるのか?

津波の被害がないのだか値上げ幅は小さいでしょう、と普通思いますよね。


ですが、全く違った方向に進みそうです。

今回の地震保険料改定は、地震発生の予測をもとに3段階の地域区分を設定しました。



区分1は、

地震の危険度が低い地域。保険料は据え置きか値下げ。



区分2は、

中程度の危険度。値上げ幅は少し。



区分3は、

危険度が大の地域で大幅値上げ地域。



埼玉県は区分3に設定されました



区分3の地域は、

他に茨城、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、大阪、和歌山、徳島、高知です。



このように区分3は津波の被害が見込まれる地域がほとんどです。


では何故、海なし県の埼玉県も区分3なのか?

それは地震で揺れやすい地盤が多いことによるそうです。



南海トラフ地震では埼玉県の震度予測は5+です。

5+でも地盤が揺れるので最高危険度の区分3になったのです。



たとへば木造の建物で1千万円の保険金の場合、年間5千円以上の値上げとのこと。

なんか大変なことになりそうですね。

これで地震保険の加入率が減ってしまえば元もこうもないですよね。



地震の危険が高まっている時期に保険の加入が減ってしまうなんて。

埼玉県人の地震の心配の種がまた一つ増えてしまいます。



とりあえず、あなたの地域の地盤の強さを調べてみておくことをオススメします。

もし、軟弱地盤だったら早めに対応をしておいたほうがいいですね。



⇒ 地盤調査のGEODAS(ジオダス)






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